- 男性型脱毛症(AGA) 思春期以降に始まり、前頭部や頭頂部の毛が徐々に細く短くなり、進行していく脱毛症です。遺伝や男性ホルモンの影響で毛周期が短くなることが原因です。
- 女性型脱毛症(FAGA) 中年以降に多く、頭頂部を中心に髪が全体的に薄くなるのが特徴です。男性のように生え際が後退することは少なく、びまん性に進行します。
症状の特徴
- 髪が細くなる、ボリュームが減る
- 地肌が透けて見える
- 進行はゆっくりだが、放置すると改善が難しくなる
治療について
日本皮膚科学会のガイドラインでは、以下の治療法が推奨されています。
男性型脱毛症(AGA)
- フィナステリド内服(推奨度A:強く勧められる)
- デュタステリド内服(推奨度A)
- ミノキシジル外用(推奨度A)
女性型脱毛症(FAGA)
- ミノキシジル外用(推奨度A)
- 内服薬は女性には適応が限られており、フィナステリドやデュタステリドは使用できません。
その他の選択肢
- 自毛植毛(AGAでは推奨度B、FAGAではC1:行ってもよい)
- 低出力レーザー治療(推奨度B)
- 再生医療(研究段階、保険外)
当院での治療
ザガーロの後発品であるデュタステリドの内服。
注意点
- 治療は継続が必要です。中断すると再び脱毛が進行します。
- 効果には個人差があり、すべての患者さんに十分な効果が出るわけではありません。
- 副作用(性機能への影響、かゆみ、発疹など)が出る場合があります。必ず医師と相談してください。
まとめ
男性型脱毛症・女性型脱毛症は進行性ですが、早期に治療を始めることで改善や進行抑制が期待できます。科学的根拠に基づいた治療法を選び、医師と相談しながら継続することが大切です。
参考文献
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」AGA_GL2017.pdf